■WiMAXのWX06でオンラインゲームはできる?
■WX06のping値ってどれくらい?
■無線と有線でping値って変わる?
オンラインゲームで遊んでいて「動きがカクカクしたり」「キャラクターがワープしたり」タイムラグを経験したことはないでしょうか。
ラグはping値が大きいと発生しやすくなり、ゲームによって勝敗に影響することがあります。
しかしping値がどれくらい出るのか、WiMAXの公式サイトでWX06を調べても分かりません。
このページでは
・WX06のping値がWiFiと有線LANでどれだけ違うのか実測値で確認
・WX06でオンラインゲームはできるのか
・WX06よりオンラインゲーム向きのWiFiルーターはあるのか
私はWiMAXでモンハンやスプラトゥーンなどオンラインゲームで遊んでいますが、そのほとんどでラグもなく遊べています。
たまにモンスターがワープするようなラグがありますが、滅多にありません。
このページではWX06のping値がどれくらい速いのか、接続方法でping値が変わるのかが分かります。
あなたがもしWiMAXを検討中しているのなら、参考にしていただければ幸いです。
WiMAX2+の『Speed Wi-Fi NEXT WX06』のping値はどれくらい?
接続方法や時間帯によってWX06のping値が変わってきますが、35ms~55msになっていることが多いです。
WiFi接続よりも有線LAN接続の方が速く、オンラインゲームでラグも少なくなります。
WX06はモバイルルーターですが、専用のクレードルがあればPS5/PS4やNintendo Switch とLANケーブルを使って有線接続できます。
オンラインゲームで遊ぶping値の目安
ping値は数値が小さければ小さいほど速く、ラグが減り快適に遊ぶことができるとされていて、ping値が50msなら普通(平均的な数値)、15ms以下はかなり高速です。
ping値とは
ping値はサーバーから返ってくるレスポンスの早さを示す数値(応答速度)です。
具体的にはパケット(通信データ)を送信し、そのパケットが正しく届いているのか返答が行われるまでの時間(タイムラグ)をレイテンシと呼び、それを数値化したのがping値です。
ping値が小さければ応答時間が速いことを意味し、ラグを感じにくくなります。
そのためオンラインゲームではping値が重視されます。
ping値 | 速さ |
15ms以下 | 高速 |
16ms~35ms | 速い |
36ms~50ms | 普通 |
51ms~100ms | 若干遅いが平均的な数値 |
101ms以上 | 遅い |
この表は参考までに見ていただきたいのですが、オンラインゲームをする場合は最低でも100ms以下はほしいところ。
WX06は35ms~55msが多いので遅いわけではなく、普通に遊ぶことができるレベルです。
【実測値で確認】WiFiの周波数(2.4GHzと5GHz)でping値は変わらない
WX06との接続に使われるWiFi接続には2種類の周波数があります。
2種類の周波数
・2.4GHz
・5GHz
2.4GHzはよく使われる周波数ですが、電波干渉しやすく速度低下や通信の切断の原因になります。
5GHzは速度が速い周波数で、電波干渉を避けることができます。
周波数を変えることで通信速度の改善を期待できますが、ping値も速くなるのか見ていきましょう。
※スマートフォンは左右にスクロールできます。
ルーター | 接続方式 | ping値 | 下り速度 | 上り速度 |
Speed Wi-Fi NEXT WX06 | 2.4GHz | 46ms | 27.57Mbps | 4.71Mbps |
5GHz | 50ms | 30.66Mbps | 6.09Mbps |
※クレードルを使っています。
ping値や下り速度が若干速くなっていますが、誤差レベルでほとんど変化していません。
これを見ると周波数は関係なさそうです。
ただ電波干渉が起きやすいのは2.4GHzなので、最初から5GHzで接続した方が心配事が減ります。
【実測値で確認】WiFi接続より有線接続はping値が速い
WX06はクレードルを使えばLANケーブルで接続することができます。
クレードルがない場合、PCとならUSBケーブルで有線接続にできますが、PS5/PS4やNintendo SwitchとはWiFi接続のみとなります。
クレードルは別売りなので、WX06でオンラインゲームを考えているのならクレードルもセットで申し込みをした方がいいでしょう。
下記比較はWiFi(2.4GHzと5GHz)を合わせています。
※スマートフォンは左右にスクロールできます。
ルーター | 接続方式 | ping値 | 下り速度 | 上り速度 |
Speed Wi-Fi NEXT WX06 | 2.4GHz | 46ms | 27.57Mbps | 4.71Mbps |
5GHz | 50ms | 30.66Mbps | 6.09Mbps | |
LAN | 37ms | 50.85Mbps | 6.58Mbps |
※クレードルを使っています。
※LANケーブルはGAT7(カテゴリー7)を使っています。
WiFi接続と有線接続であれば有線の方が、ping値や下り速度は速くなります。
上り速度は変化がないですね。
これはWX06に限らず、W06やHOME 02でも同じような結果でした。
オンラインゲームに必要なのは、ping値と下り速度なので、ラグや通信エラーといった状態を避けるのなら有線接続で遊んだ方がいいでしょう。
ただし決してWiFi接続でオンラインゲームができないわけではありません。
私の場合はほとんどWiFi接続で遊んでおり、ラグが酷い場合に有線にしています。
有線にすることでラグが改善することもあるため、状況に応じて有線に切り替えたり、面倒であれば最初から有線にしておくといいと思います。
【実測値で確認】速度制限はping値に影響しない
WiMAX2+だと3日10GB以上通信量を使うと、翌日午後6時から深夜2時までの間、下り速度と上り速度が概ね1Mbpsへ速度制限になります。
ではこの速度制限でping値はどうなるのか?
実際にWX06を使って通常時と制限時で比較してみましょう。
下記は速度制限1Mbpsの状態で、2.4GHzで接続したときの実測値です。
※スマートフォンは左右にスクロールできます。
ルーター | 制限の有無 | ping値 | 下り速度 | 上り速度 |
Speed Wi-Fi NEXT WX06 | なし | 46ms | 27.57Mbps | 4.71Mbps |
あり | 41ms | 0.91Mbps | 0.97Mbps |
※クレードルを使っています。
下りと上り速度は1Mbpsの近い速度になっていますが、ping値は41msで通常時よりむしろ速くなっていますね。
ある程度ばらつきがあるので、決して速くなったわけではないんですが、速度制限に影響して遅くならないことが分かります。
実際にこの状態でもスプラトゥーン2で遊ぶことができます。
この日、夜9時から深夜1時過ぎまで4時間ほど遊びましたが、ラグも一切感じずに通信エラーもなかったです。
【実測値で確認】パフォーマンス設定でハイパフォーマンスモードはping値が速い
WX06は、3つのパフォーマンス設定を、用途に応じて切り替えることができます。
通信速度か電池持ちのバランスを決めることができるため、電池持ちを優先させると通信速度が遅くなり、通信速度を優先させると電池の減りが早くなります。
3つのパフォーマンスモード
・エコモード
電池持ちを最大限に重視
・ノーマルモード
通信速度と電池持ち両方のバランスを重視
・ハイパフォーマンスモード
通信速度を最大限に重視
速度重視のハイパフォーマンスモードと、電池持ち重視のエコモードで比較してみました。
※スマートフォンは左右にスクロールできます。
ルーター | モード | ping値 | 下り速度 | 上り速度 |
Speed Wi-Fi NEXT WX06 | HI-P | 46ms | 27.57Mbps | 4.71Mbps |
エコ | 57ms | 15.60Mbps | 3.07Mbps |
※クレードルを使っています。
※HI-Pはハイパフォーマンスモードのこと。
※WiFi(2.4GHz)の実測値。
ping値や下り・上り速度が遅くなっていますね。
自宅なら充電しながら使えるため、オンラインゲーム遊ぶならハイパフォーマンスモードにしておいた方がいいでしょう。
また電池が満タン状態でも充電しっぱなしを避けるなら、「ロングライフ充電」という機能を使いましょう。
電池残量が約70%になると自動的に充電を停止する機能で、充電池の経年劣化を抑制します。
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『Speed Wi-Fi NEXT WX06』利用者の口コミまとめ
WX06利用者の体験談から参考になる口コミをまとめました。
HN:AMONさん 男性 投稿日:2021年1月15日 |
W04からWX06へWiMAXを買い替えたら、ストレスだった速度低下や切断がなくなって快適ですよ。 |
HN:tellさん 男性 投稿日:2020年12月27日 |
wimaxのwx06は通信は快適だけど・・・ カバンのなかですごい発熱してる。これ大丈夫か?って心配になる |
HN:テレサさん 男性 投稿日:2020年12月3日 |
ポケットWiFiのWiMAX2+(WX06)でインターネット接続テスト ダウンロードは16.2Mbps アップロードは1.2Mbps アップロードは遅いがYouTubeは全然問題なし |
HN:momoさん 女性 投稿日:2020年11月12日 |
wx06をブロードワイマックスで購入したけど、発熱したときに充電と速度が制限かかる 温度低下をお待ちくださいってこれダメじゃん |
HN:ライチさん 女性 投稿日:2020年10月21日 |
WX01からWX06に変えて、ディスプレイが大きくなってタッチパネル式だし、速度も速いです。 |
HN:ヒロキさん 男性 投稿日:2020年9月15日 |
昼3時頃の自宅で測定 WX06のクレードルあり 下り17.2Mbps 日によって速度が違うけど、だいたいこの数値前後 |
HN:フリーのデザイナーさん 女性 投稿日:2020年8月26日 |
WiMAXのWX06は、ハイパフォーマンスモードで下り80Mbpsで上り15Mbps程度 ノーマルにすると下り30Mbps、上り6Mbpsまで遅くなります。 どんなときもWiFiよりかはマシかな |
HN:ヒマの呼吸さん 男性 投稿日:2020年8月15日 |
GMOとくとくBBでWX06を契約しました。 下り18.56Mbps 上り5.01Mbpsで上りはすごく遅い アップロードすることがあまりないから、そこまでストレスはない |
HN:スポーツカーさん 男性 投稿日:2020年7月22日 |
WX06をしばらく使っての感想 バッテリー持ちがいいとありましたが、1日は持つという感じです。 前回使ってたW05の方が良かった気がします。 |
HN:読書好きさん 男性 投稿日:2020年6月2日 |
WiMAX2+は速度制限が夕方から深夜の時間帯なので、実質無制限で割と好きだが、WX06がすごく発熱する。 親切なのか欠陥なのか、高温になると低下するまで通信が止まる。 高温にならないようにできないのかな?? |
速度は出ているようですが、ルーター本体が熱くなることによって制限がかかるので、その辺りに不満がある感じですね。
WiMAXでオンラインゲームを遊ぶ口コミまとめ
実際にWiMAXでオンラインゲームを楽しんでいる人の口コミを各ページでまとめています。
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WX06でオンラインゲームをする場合の注意点
これまでにいくつか紹介してきましたが、改めて注意点を紹介します。
ここに注意
・クレードルはWX06専用のものが必要で別売り
・USBケーブルではPCしか有線接続できない
・付属品だけでは充電できない
有線LAN接続するためのクレードルは別売り
クレードルは充電可能の置き型スタンドで、有線LANポートも付いており、モバイルルーターでもLANケーブルを使って有線接続が可能となります。
ただし別売りなので、WX06だけ購入してもクレードルは付いてきません。
またプロバイダによって、ルーター代が無料になるキャンペーンを実施していますが、クレードルまでは無料にならないことが多いです。
WX06のクレードルには拡張アンテナが搭載されているため、電波が弱くなりやすい屋内でも電波強度が強くなります。
クレードルは有料になるため躊躇するかもしれませんが、自宅でWX06を使うのなら持っておいた方がいいでしょう。
※自宅で電波インジケータを使い電波レベルを測った結果です。
WX05のクレードルがWX06でも使える?
WX05とWX06は同じNEC製のモバイルルーターです。
旧型WX05にもクレードルはありますが、WX05のクレードルをそのままWX06に使うことができません。
というのもNEC製のクレードルにはWウイングアンテナという拡張アンテナが搭載されており、ルーターのサイズが違うのでWウイングアンテナが邪魔して取り付けることができません。
以前はUQアクセサリーショップでクレードルが売られていたので、必要になったときに買えばよかったのですが、今は購入できなくなっています。
在庫切れになっているため、メルカリなど中古で購入するしかない状態です。
USBケーブルでPS5/PS4やNintendo Switchと有線接続できる?
WX06はクレードルがなくてもUSBケーブルで有線接続できます。
ただしPS5/PS4やNintendo SwitchにUSBポートはありますが、USB接続でオンラインゲームができるように作られていません。
WX06はクレードルがあれば有線接続できますが、W06や5GのSCR01のようにクレードルがないモバイルルーターもあります。
クレードルがなければWiFi接続になりますが、決してWiFi接続でオンラインゲームができないわけではありません。
WiFi接続で試してみて、問題なさそうならそのままでいいと思います。
PCとならUSBケーブルで有線接続できる
PCゲームの場合、有線接続にすることでping値が速くなることが期待できます。
また古いパソコンには、WiFi機能がないことがあり、USBケーブルで接続するとインターネットにアクセスできます。
同時に充電も可能です。
WiFi機能がないパソコンとの接続方法は他にもありますが、クレードルを使って有線接続にすることも方法の1つです。
WX06とWiFi機能がないパソコンとの接続方法
・クレードル+LANケーブルを使う
・USB2.0 TypeC-A変換ケーブルを使う
・無線LAN子機を使う
USB2.0のケーブルは付属品で付いているため、別途で用意する必要はありません。
ただしパソコンがあれば充電できますが、なければ充電器を用意する必要が出てきます。
充電器が付属品として入ってない
WiMAXに申し込み、WX06が届いてさっそくオンラインゲームで遊ぶぞ!という気持ちでも下手すればまだオンラインゲームで遊べない場合があります。
その理由は、充電器が付属されていないことです。
USBケーブルは付属されているのでパソコンがあれば充電できますが、ない場合は別途用意する必要があります。
WX06のコネクタはType-Cなので、スマホと同じ充電器を使えますが、iPhoneは「Lightning(ライトニング)」と呼ばれるコネクタを使うため接続できません。
またクレードルを使う場合も給電されていなければ、充電・有線接続ができません。
パソコンとUSBケーブルで繋いでも給電されないため、ACアダプタ Type-Cケーブルが必要になります。
お使いのスマホをACアダプタ Type-Cケーブルで充電していれば、スマホの充電器を使うことができます。
WX06より速度が速いルーターは?各機種と比較してみた
WiMAXのモバイルルーターはWX06を含め、W06や5G対応のSCR01まであります。
オンラインゲームをするならping値が速い方がいいですし、ネットサーフィンや動画配信サービスなら下り速度が速い方がいいです。
ここでWX06が他のモバイルルーターと比較して速いのか、遅いのかを見ていきましょう。
※測定日時が違うため、先ほどご覧いただいたWX06の実測値と変わってきます。
比較したルーター
・Galaxy 5G Mobile Wi-Fi SCR01/WiMAX+5G
・Speed Wi-Fi NEXT W06/WiMAX2+
ルーターの性能を比較するために、なるべく測定の条件を合わせています。
・日時(SCR01測定後すぐにW06とWX06を測定)
・通信エリア(4G)
・通信モード(スタンダードモード/ハイスピードモード)
・ルーターの設置場所を合わせる
・周波数(2.4GHzと5GHz)
・接続端末(同じPC)
5Gエリアはまだまだ狭く、4Gエリア(私の自宅)で測定。
通信モードのスタンダードモードはWiMAX+5Gの通常モード、ハイスピードモードはWiMAX2+の通常モードとなります。
WX06は通信環境を最大限良くするためにクレードルを使っています。
また有線接続でも測定していますが、SCR01とW06はクレードルがないため、USB3.0を使い、WX06はカテゴリー7のLANケーブルを使って測定しています。
WX06とSCR01をWiFi・有線接続で速度比較
比較したルーター
WiMAX+5G
・Galaxy 5G Mobile Wi-Fi SCR01
WiMAX2+
・Speed Wi-Fi NEXT WX06(クレードルセット)
WiFi(2.4GHzと5GHz)と有線(LANケーブルやUSB3.0)を使って接続したパターンで比較しています。
またWX06はクレードルを使っていますが、SCR01にクレードルがないため有線接続のケーブルに違いがあります。
有線ケーブルの違い
WX06:LANケーブル(カテゴリー7)
SCR01:Type-Cケーブル(USB3.0以上対応)
※スマートフォンは左右にスクロールできます。
ルーター | 接続方式 | ping値 | 下り速度 | 上り速度 |
Speed Wi-Fi NEXT WX06 | 2.4GHz | 54ms | 51.48Mbps | 5.84Mbps |
5GHz | 46ms | 61.37Mbps | 6.78Mbps | |
LAN | 49ms | 78.37Mbps | 6.58Mbps | |
Galaxy 5G Mobile Wi-Fi SCR01 | 2.4GHz | 38ms | 103.67Mbps | 36.60Mbps |
5GHz | 32ms | 156.15Mbps | 30.24Mbps | |
USB | 29ms | 187.53Mbps | 45.83Mbps |
※WX06はクレードルを使っています。
※LANケーブルはGAT7(カテゴリー7)、USBはUSB3.0を使用しています。
※4Gエリアでの実測値
圧倒的にSCR01が速い結果となりました。
WX06が格別遅いというわけではありませんが、au回線も使えるWiMAX+5Gはやはり速いですね。
WiMAX+5Gは2021年4月に登場した5G対応のサービスで、現在はWiMAX2+サービスかWiMAX+5Gサービスどちらか選べるようになっています。
WiMAX+5Gは5G対応しただけでなく、通常モードでもau回線を使えるため、WiMAX2+より屋内でも電波が強くなります。
まとめると
※スマートフォンは左右にスクロールできます。
WiMAX+5G | WiMAX2+ | |
通常モード (スタンダードモード/ ハイスピードモード) | WiMAX2+ au 5G au 4G LTE | WiMAX2+ |
有料オプション (プラスエリアモード/ ハイスピードプラスエリアモード) | プラチナバンド (au 4G LTE、au 5G) も使える | au 4G LTE も使える |
WiMAX2+回線の電波が弱くても、au回線さえ強ければ速度が速くなるため、WX06よりSCR01の方が速い結果となりました。
WX06とW06をWiFi・有線接続で速度比較
比較したルーター
・Speed Wi-Fi NEXT W06(Huawei)
・Speed Wi-Fi NEXT WX06(NEC)
この2種類はWiMAX2+サービスで選ぶことができる端末で、W06は売り切れにより取り扱っているプロバイダが少ないです。
比較では、WX06はクレードルを使った場合の速度を測定しており、W06には専用クレードルがありません。
そのため有線接続のケーブルに違いがあります。
有線ケーブルの違い
WX06:LANケーブル(カテゴリー7)
W06:Type-Cケーブル(USB3.0以上対応)
※スマートフォンは左右にスクロールできます。
ルーター | 接続方式 | ping値 | 下り速度 | 上り速度 |
Speed Wi-Fi NEXT WX06 | 2.4GHz | 54ms | 51.48Mbps | 5.84Mbps |
5GHz | 46ms | 61.37Mbps | 6.78Mbps | |
LAN | 49ms | 78.37Mbps | 6.58Mbps | |
Speed Wi-Fi NEXT W06 | 2.4GHz | 48ms | 59.34Mbps | 6.03Mbps |
5GHz | 51ms | 81.86Mbps | 6.16Mbps | |
USB | 36ms | 89.77Mbps | 6.61Mbps |
※WX06はクレードルを使っています。
※LANケーブルはGAT7(カテゴリー7)、USBはUSB3.0を使用しています。
WX06(クレードルあり)とW06を比較しても、W06の方が速く有線接続でも同じようにW06が勝っています。
各端末で何回か測定していますが、W06は速い結果となりました。
スマホやパソコンと接続させてインターネットを利用するなら、W06の方が良いと言えますね。
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自宅でオンラインゲーム専用として使うのならホームルーターがおすすめ
WX06はモバイルルーターなので外でも使う方におすすめですが、外で使う予定がなく自宅のみならホームルーターがおすすめです。
ホームルーターは屋内用として内蔵されているアンテナも大きく、電波をキャッチする能力に長けています。
WX06を自宅で使えるようにクレードルがありますが、別途料金が必要になるため自宅専用としてWX06を選ぶメリットがあまりありません。
またホームルーター本体にLANポートが付いているため、LANケーブルさえ用意すれば有線接続にすることもできます。
ホームルーターのスペック
WiMAXで現在購入可能な端末が以下になります。
WiMAX+5G専用
・Speed Wi-Fi HOME 5G L11 ZTR01
WiMAX2+専用
・WiMAX HOME 02
WiMAX2+は売り切れ端末が増えているため、HOME 02を購入できない場合があります。
ZTE製の『Speed Wi-Fi HOME 5G L11 ZTR01』は最大速度2.7Gbps
下り最大速度 | 2.7Gbps |
上り最大速度 | 183Mbps |
同時接続台数 | 30台 |
バッテリー容量 | ー |
外形サイズ(㎜) | 約W70×H182×D124 |
質量 | 約599g |
本体色 | ホワイト |
メーカー | ZTE |
ZTR01は5G対応のホームルーター端末です。
SCR01の下り最大速度2.2Gbpsと比べて、最大2.7Gbpsでさらに速い速度になっています。
LANポートが2つ付いているため、Nintendo Switchと有線接続もできます。
外に持ち運んで使えませんが、自宅だけでスプラトゥーンを遊ぶならZTR01がおすすめです。
NEC製『WiMAX HOME 02』はWiFi電波エリアが最大25%UP
下り最大速度 | 440Mbps |
上り最大速度 | 75Mbps |
同時接続台数 | 20台 |
バッテリー容量 | ー |
外形サイズ(㎜) | 約W50×H118×D100 |
質量 | 約218g |
本体色 | ホワイト |
メーカー | NEC |
NEC製の最新機種であるHOME 02は、内蔵されているアンテナを強化することで家の中での通信エリアをHOME 01より最大約25%UPしています。
また最適な周波数(2.4GHz/5GHz)を自動で切り替えるため、より安定して通信できるようになっています。
内蔵アンテナも高性能なので、自宅でオンラインゲームをするならWX06よりHOME 02がおすすめです。
ただホームルーターに液晶画面がないので、通信量の確認ができません。
通信量の確認や通信モード確認に、アプリ「NEC WiMAX 2+ Tool」の導入が必要で、モバイルルーターと比べると使いにくいです。
LANケーブルにも種類がある!規格「カテゴリー」による性能の違い
オンラインゲームを遊ぶなら、WiFi接続より有線接続の方がネットは安定します。
ただLANケーブルなら何でもいいわけではなく、LANケーブルにも規格があります。
カテゴリーによって通信速度が変わるため、最大速度1Gbpsの通信回線を使うならLANケーブルも1Gbps以上に対応している必要があります。
※左右にスクロールできます。
カテゴリー | CAT8 カテゴリー8 | CAT7 カテゴリー7 | CAT6A カテゴリー6A | CAT6 カテゴリー6 | CAT5e カテゴリー5e | CAT5 カテゴリー5 |
最大通信速度 | 40Gbps | 10Gbps | 10Gbps | 1Gbps | 1Gbps | 100Mbps |
ノイズ耐性 | ◎ | ◎ | ○ | × | × | × |
伝送帯域 | 2,000MHz | 600MHz | 500MHz | 250MHz | 100MHz | 100MHz |
主な用途 (おすすめ) | 業務用 | 業務用 オンラインゲーム | 動画 テレビ会議 | CAT5eより 快適なネット環境 | 日常使い オフィスなど | ネット検索など |
2021年4月から登場した「WiMAX+5G」は、下り最大速度2.7Gbpsです。
上の表で見るとカテゴリー6(CAT6)は最大1Gbpsなので、最低でもカテゴリー6A(CAT6A)から選ぶ必要があります。
ノイズが発生すると通信速度が遅くなったり、通信不良を起こす原因にもなるため、ノイズ耐性があるCAT6AやCAT7がおすすめです。
「Try WiMAX」なら無料でお試しレンタルできる
「WiMAXが気になるけど、全然繋がらなかったらどうしよう。」
「WiMAXで通勤中も使えるのか試したい」
「ポケットWiFiを使ってるけどWiMAXの方がいいのかな?」
通信エリア内であっても、マンションの高さや周囲の障害物によって速度が変わります。
WiMAXを使ってみたいけど、実際はどうなの?という意見が多いと思います。
高速通信サービスとはいえ、実際に利用環境で試してみなければわからないため、無料でレンタルできるプランがあるといいですよね。
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スピードテストで回線の下り・上り・ping値を測定
利用中の光回線やWiMAXなど、どれくらいの通信速度が出ているのかping値・下り・上り速度をツールやアプリで測定することができます。
「Speedtest」ならping値・下り・上り速度を今すぐ測定できる便利なツールです。
平日の朝や昼の速度と比べると、ネットが混みやすい時間帯(夕方から深夜)は速度が遅くなる可能性があります。
そのため測定をするならよく使う時間帯や夕方の方がいいでしょう。
またWiMAXやポケットWiFiは速度制限が原因で速度が遅くなっていることもあるため、急に遅くなったと感じたら通信量も確認してみてください。
まとめ
いかがでしょうか。
今回はWiMAXのモバイルルーター「Speed Wi-Fi NEXT WX06」のpingに関して紹介しました。
WX06のping値は40ms~50ms辺りが多く、この数値でもラグをあまり感じずにオンラインゲームで遊ぶことができます。
唯一クレードルがあるモバイルルーターなので、ゲーム機と有線接続にすることでより通信を安定させることができます。
また気になる速度制限は、ping値に影響しないこともあってスプラトゥーンやモンハンでオンラインプライが可能です。
WiMAXは2021年4月からWiMAX+5Gの提供を開始しました。
スタンダードモードでもau回線を利用できるため、WiMAX2+より通信速度が速くなります。
月額料金は高くなりますが、インターネットの快適性を求めるのならWiMAX+5Gの方がおすすめです。