■W06とW05は、どっちで申し込んだ方がいいの?
■W05を持っているけど、W06に機種変更した方がいいの?
■W06で追加された機能とかあるの?
WiMAXで「Speed Wi-Fi NEXT W05」か「Speed Wi-Fi NEXT W06」どちらかを選べる場合、「速度が出るのはどっちか?」「どっちがインターネットを快適に使えるのか?」を知りたいけど、何が違うのかわかり難いですよね。
このページでは
・W05とW06ではどっちを選べばいいか?
・W06で追加された機能
・W06でなくなった機能
・W05とW06それぞれを選ぶ場合のおすすめプロバイダ
などなどW05とW06を比較しています。
この記事を読むことで、W05とW06のスペックの違いや、どちらで契約した方がいいのかわかります。
結論を先に言いますと、Huawei製の最新機種W06は下り最大速度1.2Gbpsで光回線(固定回線)に匹敵する通信速度に達しました。
旧機種のW05も速度が速く評判も良かったのですが、さらにスペックが上がったため、これからWiMAXに申し込むのなら「W06」がおすすめです。
さらにW06が無料で手に入り、料金最安値のプロバイダ「GMOとくとくBB」も紹介しています。
ぜひ参考にしていただければと思います。
Huawei製の2機種「W05」と「W06」のスペック比較!おすすめはW06
2023年6月現在、プロバイダ契約で選べるモバイルルーターはW06かWX06しかありません。
一部W05を扱っているプロバイダやレンタルサービスがあり、すでにW05をお持ちの場合は、SIMカードのみ契約してそのまま使うこともできます。
W05かW06かどちらか選べる状況だと、どちらを使った方がいいのか悩みますが、スペックが高いのは「W06」です。
W05からW06へ、どんなにスペックが上がったのか下記に比較しています。
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端末画像 | ||
ルーター | Speed Wi-Fi NEXT W06 | Speed Wi-Fi NEXT W05 |
発売日 | 2019年1月 | 2018年1月 |
下り 最大通信速度 | 1,237Mbps (約1.2Gbps) | 758Mbps |
上り 最大通信速度 | 75Mbps | 112.5Mbps |
連続通信時間 (スマート・ノーマルモード使用)) | 約9時間 | 約9時間 |
連続待受時間 | 800時間 | 850時間 |
接続台数 | 16台 | 10台 |
クレードル | × | 〇 |
WiFi規格 | (2.4GHz)802.11n/11g/11b (5GHz)802.11ac/11n/11a | (2.4GHz)802.11n/11g/11b (5GHz)802.11ac/11n/11a |
UIMカードタイプ | NanoSIM | NanoSIM |
付属品 | Type C変換コネクタ | USB2.0 Type C-A変換ケーブル |
製造元 | HUAWEI | HUAWEI |
W05からW06へ大きく変わったのは
・下り最大速度1.2Gbpsへ
・バッテリーの持ち(連続待受時間)が少し短くなる
・同時接続台数が16台に増加
・専用のクレードルがなくなる
通信速度が速くなったり、接続台数が増えたりなど上の比較表からわかります。
実はこれ以外にも、W06から搭載された新機能もあります。
W06から搭載
・高性能ハイモードアンテナ
・Wi-Fi TXビームフォーミング
こちらは通信性能を向上させるための機能です。
これらの新機能についても紹介していますが、まずはスペックから詳しく紹介していきます。
W06の最大通信速度1,237Mbps(1.2Gbps)で固定回線に匹敵
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端末画像 | |||
ルーター | Speed Wi-Fi NEXT W06 | Speed Wi-Fi NEXT W05 | |
発売日 | 2019年1月 | 2018年1月 | |
下り 最大通信速度 | ハイスピード モード | 558Mbps | 558Mbps |
ハイスピード プラスエリアモード | 1,237Mbps (約1.2Gbps) | 758Mbps | |
上り 最大通信速度 | ハイスピード モード | 30Mbps | 30Mbps |
ハイスピード プラスエリアモード | 75Mbps | 112.5Mbps |
WiMAXは通信モードによって最大通信速度が違うため、ハイスピードモードとハイスピードプラスエリアモードの最大速度に分けました。
W05やW06でハイスピードモードの最大速度(下り・上り)で速度に差はありません。
しかしハイスピードプラスエリアモードでは、下り最大速度が758Mbpsから1.2Gbpsに速度が上がっています。
上り最大速度は112.5Mbpsから75Mbpsへ遅くなっていますが、通常インターネット検索やYouTubeなどの動画視聴は下り(ダウンロード)の方が需要です。
※SNSやYouTubeに動画や画像をアップロードするなら上り速度が重要です。
最大速度1.2Gbpsは対象エリアでハイスピードプラスエリアモード且つ有線接続の時
WiMAXで使える通信モードの1つ「ハイスピードプラスエリアモード」は、WiMAX2+の電波とau 4G LTEの電波を併用して使うことができます。
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通信モードの違い | ||
通信モード | ハイスピードモード | ハイスピード プラスエリアモード |
通信回線 | WiMAX2+のみ | WiMAX2+とau 4G LTE |
月間通信量 (ギガ放題プラン) | 無制限 | 7GB |
最大通信速度 | 558Mbps | 1.2Gbps(1,237Mbps) |
通信エリア | 広い | ハイスピードモードより広い |
オプション料 | なし | 月額1,105円 |
※W06を使う場合
※通信エリアによって最大速度が違います。
W06の下り最大速度1.2Gbpsにはいくつかの条件があります。
1.2Gbps対応の条件
・ハイスピードプラスエリアモードである
・対象エリア内である ※1
・有線接続である
・ハイパフォーマンスモードである
・4×4 MIMO設定がONである
※1 対象エリア
東京都、埼玉県、愛知県、大阪府の一部エリア
ハイパフォーマンスモードや4×4 MIMO設定は、ルーターの設定だけの問題なので、特に厳しい条件ではないですが、最初の2つは条件として厳しいです。
ポイント
au 4G LTEの電波は周波数によって、速度が遅い電波から速い電波まで種類があります。
速度が遅い電波は広い範囲で利用できるので、例えWiMAX2+が圏外でもau 4G LTEの遅い電波で通信可能ですが、速度が速い電波は通信エリアが狭くなります。
最大速度1.2Gbps は、au 4G LTEの速い電波とWiMAX2+の電波を同時利用したときの速度なので対象エリアが限定されます。
条件を満たせば通信速度が速くなるメリットがありますが、月間7GBまでしか使えなかったり、対象エリアじゃなかったりするため、あまりW05との変化を感じないかもしれません。
ただW06から搭載された「高性能ハイモードアンテナ」によって、自宅など建物内部での通信能力が上がっているため、同じハイスピードモード(下り最大速度558Mbps)でも実測値が違ってくる可能性が高いです。
ハイスピードプラスエリアモード(月間7GB)より制限の緩いハイスピードモードは同じ?
W05やW06でもハイスピードモードの最大速度は同じです。
W05とW06の最大速度
・下り最大速度558Mbps
・上り最大速度30Mbps
W05やW06であってもハイスピードプラスエリアモードの月間7GBの制限や、ハイスピードモードの3日で10GBの制限は同じです。
これだけ見ると変化がないように感じますが、ただW06から搭載された「高性能ハイモードアンテナ」によって、自宅など建物内部での通信能力が上がっているため、同じハイスピードモード(下り最大速度558Mbps)でも実測値が違ってくる可能性が高いです。
Type-Cケーブル(USB3.0以上対応)は別売り!
ハイスピードプラスエリアモードの下り最大速度1.2Gbpsに対応させるためには、有線接続も必要な条件です。
W06で有線接続させるためには、Type-Cケーブル(USB3.0以上対応)が必要になります。
※Amazonで購入(715円)
Type-Cケーブル(USB3.0以上対応)は付属されていないため、持っていなければ購入する必要があります。
W06を購入するとType C変換コネクタが付属品として付いてきますが、これだけだと充電もできません。
※マイクロUSB Micro-B ケーブルが必要
Type C変換コネクタ
最近のAndroidスマホの充電器がType Cに対応しているため、W06の充電ができます。
パソコンと有線接続させても充電できるため、Type-Cケーブル(USB3.0以上対応)を購入してもいいと思います。
同時接続台数はW06の方が多い
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端末画像 | ||
ルーター | Speed Wi-Fi NEXT W06 | Speed Wi-Fi NEXT W05 |
発売日 | 2019年1月 | 2018年1月 |
接続台数 | 16台 | 10台 |
WiMAXはスマホやパソコン、タブレット、ゲーム機、プリンターなどWiFi機能があれば接続できます。
パソコンやプリンターなどWiFiを使えば配線も不要なので見た目もスッキリします。
最近は様々な製品がインターネットに繋がるので、接続台数が多ければ後々足りなくなることもないでしょう。
バッテリーの持ち(連続待受時間)は「W05」のほうが長く持つ
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端末画像 | ||
ルーター | Speed Wi-Fi NEXT W06 | Speed Wi-Fi NEXT W05 |
発売日 | 2019年1月 | 2018年1月 |
連続通信時間 (スマート・ノーマルモード使用) | 約9時間 | 約9時間 |
連続待受時間 | 800時間 | 850時間 |
W05やW06の電池持ちを比較すると、「連続待受時間」はW05の方が長く持ちます。
ただ850時間は接続もさせないで、一切何もしない状態での最大電池持ち時間なので、W06より若干持ちが良い程度です。
自宅でWiMAXを使う場合は、充電しながら使うこともできますし、外出中でも約9時間の電池持ちです。
9時間もずっと通信し続けることもないと思うので、1日使うのなら十分でしょう。
そのため、通信速度やアンテナ性能を考えるとW06の方がおすすめ。
またWiMAXの契約期間は3年で、長時間使い続けると徐々にバッテリーの減りが早くなります。
W05やW06はバッテリー交換が個人でできないので、契約期間の3年後以降も使う場合はauショップでバッテリー交換してもらいましょう。
W06はサイズが大きくなったと感じるかも
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端末画像 | ||
ルーター | Speed Wi-Fi NEXT W06 | Speed Wi-Fi NEXT W05 |
発売日 | 2019年1月 | 2018年1月 |
サイズ(mm) | 縦64×横128×厚11.9 | 縦55×横130×厚12.6 |
質量 | 約125g | 約131g |
WiMAXのモバイルルーターは、携帯しやすいように薄型かつ軽量なルーター端末です。
W05やW06は非常にコンパクトに作られた機種ですが、この2種類を比較するとW06の方が若干大きく感じるかもしれません。
W05からW06へ、縦・横・厚みでサイズが変わっています。
W06へのサイズ変更
縦:+9mm 横:-2mm 厚み:-0.7mm
W05から横と厚みは小さくなっていますが、縦のサイズが9mm大きくなっているため、W05でケースを使っている場合、同じケースだとはみ出てしまうかもしれません。
【機能・設定】でのW05とW06の共通点
上記ではW05とW06の通信速度やバッテリーの持ちなど、モバイルルーターとしてのスペックを比較してきました。
ここからは、W05やW06に搭載された機能面で比較していきましょう。
まずはW05とW06の共通点を見ていきます。
W05とW06の共通点
・通信速度と電池持ちのバランスを設定できる「3つのパフォーマンスモード」
・WiFiの周波数2.4GHzと5GHzの同時利用はできないまま
・WPSを使ったWiMAXの「Wi-Fiお引越し機能」
・スマホアプリ「HUAWEI HiLink」を使って通信量確認や通信モード設定など遠隔操作できる
通信速度と電池持ちのバランスを設定できる「3つのパフォーマンスモード」
W05とW06は、3つのパフォーマンス設定を、用途に応じて切り替えることができます。
通信速度か電池持ちのバランスを決めることができるため、電池持ちを優先させると通信速度が遅くなり、通信速度を優先させると電池の減りが早くなります。
3つのパフォーマンスモード(W06/W05)
・バッテリーセーブモード/エコモード
電池持ちを最大限に重視
・スマートモード/ノーマルモード
通信速度と電池持ち両方のバランスを重視
・ハイパフォーマンスモード
通信速度を最大限に重視
自宅なら充電も可能だと思うので、速度重視の「ハイパフォーマンスモード」を使い、外出先など電池持ちをよくするために「バッテリーセーブモード」に切り替えてバランスを設定します。
因みにハイパフォーマンスモードとバッテリーセーブモードで速度比較してみました。
バッテリーセーブモードでの下り速度(ダウンロード)が8.44Mbpsでした。
ハイパフォーマンスモードよりかなり速度が落ちますが、YouTubeやU-NEXTなどの動画を観ることができる速度です。
速度をもう少し速くしたいのなら、スマートモードに設定変更したり調整してみてください。
WiFiの周波数2.4GHzと5GHzの同時利用はできないまま
WiMAXと通信機器(スマホやパソコン、ゲーム機など)との無線LAN(WiFi)接続には、2.4GHzと5GHzの周波数があります。
初期設定では2.4GHzに設定されていますが、5GHzに変更することで通信速度が速くなります。
WiMAX2+の周波数についてはこちらをご覧ください。
WiMAX2+ 周波数の変更で最大1237Mbpsに高速化!※周波数帯による違いがわかる
続きを見る
W05やW06は2.4GHzと5GHzのどちらか一方の周波数しか使えませんが、WX06やホームルーターは、2.4GHz帯と5GHz帯の周波数を同時で利用できます。
スマホやゲーム機の中には、2.4GHzにしか対応していない製品もあるため、複数の通信機器と接続させるときに、周波数の同時利用は便利な機能です。
ですが残念ながらW05とW06にこの機能はありません。
WPSを使ったWiMAXの「Wi-Fiお引越し機能」
W05から「Wi-Fiお引越し機能」が追加され、W06でも使える機能です。
「Wi-Fiお引越し機能」は、今まで使っていたWiFiルーターの接続情報を、新しいWiMAX端末へ引き継ぐことができます。
本来、新しいWiFiルーターに変えれば、SSIDやパスワードも新しくなります。
結果、パソコンやスマホなどの接続機器に設定されているSSIDやパスワードと一致しないので、WiFi接続設定を最初からやり直す必要がでてきます。
「Wi-Fiお引越し機能」は、SSIDやパスワードを旧端末から新端末に引き継ぐため、再度パソコンやスマホ、ゲーム機など再設定する必要がありませんが、旧端末がWPSに対応している必要があります。
アプリ「HUAWEI HiLink」を使って通信量確認や通信モード設定など遠隔操作できる
アプリ「HUAWEI HiLink」は、Huawei製のモバイルルーターが利用できるアプリで、W05やW06が使えます。
ルーターを見なくてもスマホで「データ通信量の確認」「ネットワーク状態の確認」「通信モード(ハイスピードモードとハイスピードプラスエリアモード)の切り替え」などが行えます。
HUAWEI HiLinkの機能
•ネットワーク状態(通信事業者名、ローミング状態、電波強度)を可視化。
•接続デバイスの管理、ボタン1つによる全デバイスの切断、インターネットアクセスの優先度の設定。
•電池残量が少なくなった場合の通知、データ通信量が急増した場合の通知、新規メッセージ受信時の通知。
•スマートフォンやタブレット内のファイルをHiLinkデバイス内のmicroSDカードに保存/バックアップ。
•写真の共有(モバイルデータ通信トラフィック発生なし)。
•HiLinkデバイスを診断して最適化。
•スリープ/通常モード間の切替え。
•ペアレンタルコントロールを有効にして、お子様のインターネットの利用時間を制限。
•ゲスト用のWi-Fiネットワークを設定して、ホームネットワークの安全性を向上。
•インターネット接続ウィザード、SSID、パスワード変更、APN変更、通信事業者選択、デバイスのシャットダウンと再起動。
また「Speed Wi-Fi NEXT設定ツール」でもスマホやパソコンで、通信量の確認や通信モードの切り替え、パフォーマンス設定ができます。
アプリ「HUAWEI HiLink」や「Speed Wi-Fi NEXT設定ツール」のログイン名やパスワードは以下になります。
ログイン名:admin
パスワード:IMEIの下5桁
IMEIは端末裏に貼られているシールか、本体の端末情報で確認することができます。
アプリや設定ツールを使う時は、WiMAXでネットを繋いでおく必要があります。
W06から搭載された新機能!繋がりにくい場所でも通信速度を改善
W06に新しく搭載された機能はいくつかあります。
その中でも「高性能ハイモードアンテナ」や「Wi-Fi TXビームフォーミング」は、弱い電波もしっかり受信して、通信機器(スマホやパソコンなど)を狙って電波を送信するため、W05と比較すると安定して通信できます。
この2つの機能以外にも便利な機能も備わりました。
W06の新機能
・高性能ハイモードアンテナ
・Wi-Fi TXビームフォーミング
・通信モード自動切替機能
・ベストポジション機能
・初期設定ウィザード機能
高性能ハイモードアンテナ搭載でWiMAX2+の電波をしっかりキャッチ
WiMAX2+は速度が速い電波を使っていますが、障害物に弱いというデメリットがあります。
そのため、WiMAX2+は自宅やビルなどの屋内を苦手とする電波で、速度が遅かったり圏外になる場合があります。
最新機種であるSpeed Wi-Fi NEXT W06から新しく搭載された高性能ハイモードアンテナは、アンテナ感度が向上して、今まで届きにくかった屋内でも電波をしっかりキャッチします。
UQコミュニケーションズは地上エリアだけではなく、地下(地下街や地下鉄など)にも基地局を設置し、通信エリアを広げています。
ただ電波の特性上、障害物に弱いのでそれをルーター端末の性能を上げて改善しています。
W06なら電車(私鉄、地下鉄、新幹線など)でもインターネットに接続できます。
Wi-Fi TXビームフォーミング搭載で電波の受信速度が約20%UP
Wi-Fi TXビームフォーミングは、通信機器(スマホやタブレット、パソコンなど)の位置を検知し、集中して電波を送信することで、Wi-Fi電波が中・弱電界の場所の通信を安定させ、スループットを向上させる技術です。
この機能で受信速度が約20%UPしています。
TXビームフォーミングはW05のクレードルに搭載されていましたが、W06になって本体に搭載される形で登場しました。
ハイスピードプラスエリアモード(月間7GB)を安心して使える「通信モード自動切替機能」
ハイスピードプラスエリアモードを使うと、通信速度が速くなったり、WiMAX2+の電波が届かないエリアで通信できたり、できればハイスピードプラスエリアモードを中心に使いたいところですが「月間7GBまで」という制限があります。
通信量が7GBを超えてしまうと、ハイスピードモードも含め月末まで128kbpsに速度制限がかかります。
これを防ぐため「通信モード自動切替機能」があります。
5.6GBや6.3GBなど上限を設定し、自分で設定した容量に達した時点で無制限で使える「ハイスピードモード」へ自動で切り替えてくれる機能です。
ハイスピードプラスエリアモードをどれだけ使えば自動的にハイスピードモードへ切り替わるのか、ご自身で通信量の上限を決めることができます。
ネットを使っている間は、通信量のことを忘れてしまうことがあるでしょう。
ハイスピードプラスエリアモードを使う時は、この「通信モード自動切替」を設定しておくことで安心して通信することができますね。
電波の良い場所はどこ?|ベストポジション機能で電波の強さを確認
自宅でW06を使ってインターネットに接続させていると、置く場所によって受信感度が違ったりします。
電波は壁や家具の影響を受けてしまうため、場所によって電波の強度が変わります。
W06に新しく搭載された「ベストポジション機能」は、電波強度を12段階で2秒ごとに表示し、屋内での電波感度が良い場所を探って設置することで、通信速度が速くなり安定した通信が期待できます。
初期設定ウィザードでW06を初めて使う場合も簡単に設定できる
WiMAXは設定によって速度が大きく変わるため、速度が遅いなぁと感じていても、設定を変えるだけで2倍以上速くなることもあります。
「初期設定ウィザード」はW06を初めて使う方でも、順番に設定を変更できるようになっているため、最初からお好みの設定で使い始めることができます。
初期設定ウィザード
①通信モード設定 (初期値 ハイスピード)
②通信量カウンター (初期値 ハイスピード+ハイスピードプラスエリア合算値 1ヶ月 7GB上限で表示)
③パフォーマンス設定(初期値 スマートモード 4×4MIMO設定 オフ)
④自動アップデート (初期値 オフ)
⑤Wi-Fi接続設定 (接続方法を選択)
W06からなくなった機能と付属品
W06に新しく追加された機能がある一方、なくなった機能や対応しなくなったものがあります。
W06から非対応
・クレードルを使った有線接続
・NFCワンタッチ接続
・Bluetoothテザリング
W05のクレードルがW06でも使える?
W05には充電型スタンドのクレードルがあります。
クレードルには、有線LANポートが付いており、モバイルルーターでもLANケーブルを使って有線接続が可能ですが、W06にはクレードルがありません。
「W05やW06は同じHuawei製だから、W05のクレードルが使えるのでは?」と思うかもしれませんが、コネクタは同じType-Cなので、クレードルに設置できますが、W06はLANケーブルで通信できるように作られていないため、残念ながらW05のクレードルが使えるわけではないです。
パソコンはUSBケーブルを使えば有線にできますが、PS4やニンテンドースイッチはLANケーブルでしか有線にできません。
W06だとLANケーブルを使って有線接続できないため、オンラインゲームのためにWiFiを使うのなら、ホームルーターや、クレードルがあるNEC製のWX06の方がいいかもしれません。
もちろんWiFi接続でもオンラインゲームはできますが、有線接続にするとより高速になり、安定しやすくなります。
Bluetooth接続が非対応
Bluetooth接続はWiFi接続とは違い、電波の届く距離が短く、通信速度が遅いというデメリットがあります。
そのかわり、消費電力が少ないので、WiFi接続より長時間の通信が可能です。
WiMAXはWiFi接続でも長時間通信できるようになってきていますし、速度が遅いとホームページの表示時間や、アプリのロード時間が長くなるため、あまりBluetooth接続で通信しません。
なくなっても困らない機能ですね。
NFCでタッチ接続ができなくなった
NFCは、NFCに対応した通信機器同士をかざすだけで、無線通信ができるようになる技術です。
W04やW05はNFCに対応していましたが、W06ではなくなりました。
NFC機能は、SSIDとパスワードを読み取ることができるため、WiFi接続設定のためにSSIDを選びパスワードを入力するという手間がいらなくなります。
簡単に接続設定ができますが、WPSでも簡単に接続設定ができます。
WPSは、WPS設定ボタンを押すだけでWiFi 接続が完了します。
通信機器(パソコンやスマホなど)もWPSに対応している必要がありますが、かざす必要がなく、機器同士が近くにあれば接続できます。
こちらはW05やW06にも対応しています。
2023年6月現在、プロバイダ契約で購入できるモバイルルーターはW06かWX06
WiMAXのプロバイダは、Huawei製とNEC製各社の最新端末(モバイルルーターとホームルーター)を取り扱っています。
Huawei製
・Speed Wi-Fi NEXT W06
・Speed Wi-Fi HOME L02
NEC製
・Speed Wi-Fi NEXT WX06
・WiMAX HOME 02
W05は古い端末で、GMOとくとくBBやBroad WiMAXなどのプロバイダではすでに取り扱っていません。
ただUQ WiMAXやBIGLOBE WiMAX2+は、SIMカードのみの契約ができるプロバイダで、すでにW05をお持ちの場合そのまま使うことができます。
Huawei製のルーターは在庫限りの販売になっており、ほとんどのプロバイダで販売終了しています。
またNEC製のホームルーターも売り切れになっている場合もあります。
そのためWiMAX2+ならまだ多くのプロバイダで取り扱っているWX06をおすすめします。
また2021年4月8日より、「WiMAX+5G」の申し込みがスタートしており、こちらは下り最大2.7Gbpsとなっています。
詳しくは『WiMAX 5G 対応開始!』をご覧ください。
W06が無料!GMOとくとくBBなら料金が最安値だからお得に契約できる!
WiMAXの最安プロバイダはGMOとくとくBBです。
GMOとくとくBBは月額料金が安いだけではなく、最新端末W06やWX06が無料だったり即日発送にも対応しています。
WiMAXはどのプロバイダに申し込んでも、UQコミュニケーションズが管理するWiMAX2+回線を使います。
通信エリアや速度が同じなので、申し込み先は月額料金やサービスを比較して選びます。
GMOとくとくBBは月額割引が安く、さらにキャッシュバック付き※WiMAX2+の新規受付終了
※WiMAX2+の新規受付が終了し、現在はWiMAX+5Gのみ申込可能です。
GMOとくとくBBは月額割引と高額キャッシュバックによって1番安いプロバイダです。
月額割引キャンペーンにより通常料金(5,302円)より最大3,927円割引に!
さらに高額キャッシュバックで23,000円が付いてきます。
ずっと月額割引で安い
高額キャッシュバックあり
即日発送に対応
GMOとくとくBB
キャッシュバック:23,000円
初期費用:3,300円
契約月:1,375円
実質月額料金:3,965円
端末代:27,720円
最低利用期間:2年
解約違約金:0円
※表記の料金は税込みです。
『各社の月額料金を比較』他のWiMAXプロバイダはどうなの?
WiMAX2+回線の電波は、どのプロバイダでもエリアや通信速度が同じですので、料金比較は重要になってきます。
比較するポイントは3つ
・月額割引
・キャッシュバック
・端末無料などのサービス
多くのプロバイダは、月額割引で安くしていますが、一部キャッシュバック付きのプランもあります。
ただ高額キャッシュバックは、キャッシュバックを受け取ることでお得になるため、月額料金は高い設定になっています。
また受け取りの手間や難しさもあるため、当サイトでは月額割引が大きいプランをおすすめしています。
高額キャッシュバックは受け取りが約1年後だったり、手続きを忘れると受け取ることができません。 月額割引は最初から適応されているため、高額キャッシュバックより安心できます。
そして月額割引やキャシュバックなどのキャンペーン以外では、端末無料サービスがあるプロバイダがおすすめです。
WiMAX端末は約20,000円します。
プロバイダによって有料なので、端末無料で月額料金が安いプロバイダを選びたいですね。
WiMAXプロバイダのおすすめプロバイダの料金比較が下記になります。
ギガ放題プラン※下記プランは終了しております | |
プロバイダ | 実質月額料金 |
GMOとくとくBB ※WiMAX2+の受付終了 (キャッシュバック) | 3,838円 |
GMOとくとくBB ※WiMAX2+の受付終了 | 3,826円 |
Broad WiMAX | 3,943円 |
カシモ WiMAX ※WiMAX2+の受付終了 | 3,971円 |
DTI WiMAX2+ | 3,989円 |
朝日ネット | 4,145円 |
So-net | 4,461円 |
BIGLOBE ※WiMAX2+はSIMのみ | 4,378円 |
DIS | 4,726円 |
UQ WiMAX ※WiMAX2+はSIMのみ | 4,268円 |
※表記の料金は税込みで計算しています。
※上記プラン(WiMAX2+)は終了しています。
GMOとくとくBBやBroad WiMAX、カシモ WiMAX、DTIなど、この辺りはあまり差もなく最新端末が無料のプロバイダです。
プロバイダ選びを間違えると、高い料金を払うことになってしまうため、WiMAXを契約する場合は比較することが大切です。
この比較表を契約時の参考にしていただければと思います。
WiMAXルーターが有料のプロバイダもあるので要注意
UQ WiMAXやBIGLOBEなど端末が有料のプロバイダもあります。
プロバイダ | 端末代 |
UQ WiMAX | 16,500円 |
BIGLOBE | 21,120円 |
DIS | 16,500円 |
解約時の注意点
端末が分割払いの場合、支払い途中なら残債分の請求があります。
途中解約なら違約金も加算されるので、解約するときは注意しましょう。
W06を月間無制限で使うならギガ放題がおすすめ
WiMAXは月間容量無制限のギガ放題プランか、月額料金が安くなる代わりに月間7GBまでの標準プラン(ライトプランと呼ぶ場合もある)があります。
月間20GBや50GB、100GBなどのプランはWiMAXにはありません。
月間容量無制限のギガ放題プラン
ギガ放題プランはどのプロバイダでも申し込み可能なプランで、通信量を月間無制限で使うことができます。
ゲームや動画、テレワークでWiMAXを使うのならギガ放題プランで申し込むことをおすすめします。
ただし、データ通信量を3日で10GBを超えると、翌日午後6時から深夜2時まで1Mbpsに速度制限されます。
※1MbpsはYouTube(標準画質)が観れる速度です。
月間容量7GBの標準プラン
標準プランやライトプラン、7GBプランなどプロバイダによって呼び方はありますが、月間7GBまでのプランはギガ放題プランより月額料金が安いです。
ただし7GBを超えると月末まで128kbpsへ速度制限になり、月末まで解除することができません。
128kbpsはテキストメールの送受信程度しかできないため、大容量使うのならギガ放題プランを選びましょう。
【契約前の方】W05を中古購入あるいは以前使っていてお持ちの場合
すでにW05を持っていれば、SIMカードのみ契約することで使うことができます。
20社以上あるプロバイダのなかで、SIMカードのみ申し込むことができるのが、UQ WiMAXとBIGLOBEの2社だけです。
GMOとくとくBBやBroad WiMAX、DTI、カシモ WiMAXも含めて「端末+SIM」がセットになったプランしかありません。
UQ WiMAXやBIGLOBEはSIMカードのみ申し込みできるプロバイダ
WiMAXをSIMカードのみ申し込みができるプロバイダは、UQ WiMAXとBIGLOBEの2社だけです。
下記は月額料金や解約違約金など比較しまとめています。
※スマートフォンは左右にスクロールできます。
SIMカードのみ | ||||
プロバイダ | UQ WiMAX | BIGLOBE | ||
プラン | 2年自動更新あり | 2年自動更新なし | 期間なし | 1年プラン |
事務手数料 | 3,300円 | 3,300円 | ||
契約月 月額料金 | 日割り | 0円 | ||
月額料金 | 4,268円 | 4,268円 25ヶ月目以降:4,455円 | 4,455円 | 4,378円 |
契約期間 | 2年 | ー | 1年 | |
解約 違約金 | 1~24ヶ月目:1,100円 25~27ヶ月目:0円 28~48ヶ月目:1,100円 49~51ヶ月目:0円 | 1~24ヶ月目:1,100円 25ヶ月目以降:0円 | ー | 1~12ヶ月目:1,100円 13ヶ月目以降:0円 |
※記載の料金は税込みです。
UQ WiMAXもBIGLOBEも月額料金にさほど差がなく、初月(契約月)の利用料金が日割りになるか、0円になるかで差が出ますね。
月初めに申し込むならBIGLOBE、月末ならUQ WiMAXという選び方がいいと思いますね。
WiMAXをSIMのみ契約をご検討中の方は、下記ページも参考になります。
WiMAX SIMのみ 契約できるのは2社だけ!※月額最安4,268円/全機種対応
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途中解約でも違約金は1,100円で傷が浅く済む
UQ WiMAXやBIGLOBEは、2年や1年契約ができる数少ないプロバイダです。
月額料金が高くなりますが、途中解約の違約金が1,000円という安さなので、更新月以外で解約しても傷が浅く済みます。
本来WiMAXは3年契約が主流で、GMOとくとくBBやBroad WiMAXなど安いプロバイダの契約期間は3年です。
3年契約は長期利用を前提としているため、短期間で解約すると高額な違約金が発生します。
3年契約の違約金
12ヶ月目以内:20,900円
13ヶ月目~24ヶ月目:15,400円
25ヶ月目~36ヶ月目:10,450円
37ヶ月目:0円
38ヶ月目以降は、36ヶ月ごとの契約更新月は0円、以外は10,450円
※記載の料金は税込みです。
基本的に3年契約は上記違約金が必要で、ここにキャンペーン違約金が加算される場合があります。
※GMOとくとくBBにキャンペーン違約金はありません。
WiMAXを長期利用するなら3年契約プランのプロバイダがおすすめなのですが、違約金20,900円かかるので、12カ月以内の利用ならUQ WiMAXやBIGLOBEがおすすめです。
【契約中の方】プロバイダと契約中でW05を利用している場合
現在契約中でW05を使っている場合、プロバイダによって機種変更ができます。
W05を長年使うとバッテリーの持ちも悪くなるので、機種変更で最新端末を新たに購入すればスペックも上がっているので、より快適にインターネット通信ができるようになります。
UQ WiMAXやBIGLOBEなど一部機種変更が可能
プロバイダすべてで機種変更できるわけではありません。
実は機種変更できるのはごく一部で、GMOとくとくBBやカシモ WiMAXは再契約扱いになります。
再契約扱いは、更新月が新しく3年後に設定され、月額割引キャンペーンも適応されません。 端末だけ新しくなるわけではありません。
ただUQ WiMAXとBIGLOBEだけは再契約扱いではなく、契約期間はそのままで端末だけ新しくできます。
ただし端末代16,500円が必要になります。
違約金負担してくれるBroad WiMAXなら無料で乗り換え可能
WiMAXプロバイダやSoftbank Air、ポケットWiFiなど、他社プロバイダで発生する解約違約金をBroad WiMAXが負担して乗り換えることができるキャンペーンで、違約金(最大20,900円まで)を負担してくれるプロバイダは他にありません。
・契約中プロバイダが再契約扱いなので、お得に機種変更したい
・契約中のプロバイダが機種変更できない
・更新月まで待てない
Broad WiMAXは月額料金も安いプロバイダです。
「お乗換えキャンペーン」で違約金をキャッシュバックしてくれるため、お得に機種変更ができます。
Broad WiMAXのお乗り換え違約金負担「お乗換えキャンペーン」について、詳しくはこちらで紹介しています。
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まとめ
このページでは、W05とW06を比較してまいりました
最大通信速度が1.2Gbpsという光回線(1Gbps)に匹敵する速度に達したこともW06の特徴ですが、W06になって新しく搭載された機能もあります。
・高性能ハイモードアンテナ
・Wi-Fi TXビームフォーミング
・通信モード自動切替機能
・ベストポジション機能
・初期設定ウィザード設定
WiMAX2+の電波は屋内に弱いですが、「高性能ハイモードアンテナ」によって弱い電波でもしっかりキャッチします。
スマホやパソコン、ゲーム機でインターネット接続させるなら、W05よりW06の方が速度が出やすく安定しやすい端末です。
ただW06になって、なくなった機能もあります。
・クレードルを使った有線接続
・Bluetooth接続
・NFCでタッチ接続
最後に、現在プロバイダ契約をご検討中なら、W06が無料で手に入る「GMOとくとくBB」がおすすめです。
月額料金も安いので、WiMAXを最安値で利用できます。
もしお持ちのW05を使いたい場合は、SIMカードのみ契約できる「UQ WiMAX」や「BIGLOBE」がおすすめです。
お持ちの端末を使う場合、短期間だけWiMAXを使いたい方におすすめで、長期利用をご検討中であれば、GMOとくとくBBで契約した方が快適にインターネットを使えます。